希望の灯を消さないで
12周年コンサート・98春救援キャンペーン
〜 チェルボナ・カリーナの歌と踊り 〜
1996年春に来日して大きな反響を呼んだ「チェルボナ・カリーナ」を、98年4月、ふたたび日本へ招待して救援コンサートを行なうことが決定しました。
ウクライナの救援団体「チェルノブイリの家族の救援」を親団体とする子ども民族音楽団「チェルボナ・カリーナ」は、避難民の子どもたちを中心に1987年に結成されました。現在7歳から18歳までの男女45人で構成しています。癒しと回復の象徴であるチェルボナ・カリーナの実に由来するこの子ども音楽団は、コンサートによって救援を呼びかけています。前回来日したメンバーからはイーゴリくんが再訪。
また、ナターリャが特にその美声とバンドゥーラのうまさに惚れ込んだ埼玉の団体より招待されてメンバーに加わりました(18歳なので子どもとして招待することはできないため)。前回コンサートをご覧になった方も、はじめての方も、どうぞ会場へ足をお運びください。公演チケットなどのお問い合わせは日程表にある各地または子ども基金へご連絡ください。
コンサートに伴い各地で子どもの絵の絵画展も行なう予定です。また、コンサートを成功させるための「賛同金」を募集しています。ぜひご協力ください。一口2000円です。
- 公演開催場所;全国6カ所(埼玉、小田原、新潟、三重、広島、東京)
- 後援;ウクライナ大使館ベラルーシ大使館外務省および各地開催市など
- 呼びかけ人;(敬称略 あいうえお順)
朝丘雪路(女優) 大石静(脚本家) 大石芳野(フォト・ジャーナリスト) 小川和久(軍事アナリスト) 加藤登紀子(歌手) 黒部信一(小児科医) 早乙女勝元(作家) 櫻井よしこ(ジャーナリスト) 佐藤しのぶ(オペラ歌手) 高木仁三郎(原子力資料情報室代表) 高木美保(女優) 高野孟(インサイダー編集長) 田島征三(画家) 立松和平(小説家) 筑紫哲也(ジャーナリスト) 辻元清美(衆議院議員) 藤竜也(俳優) 本多勝一(「週刊金曜日」編集委員) 前田武彦(放送タレント) 松下竜一(作家) 三浦綾子(作家) 宮崎駿(アニメーション映画監督) 村松仙太郎(いわき明星大学名誉教授) 毛利子来(小児科医) 森詠(小説家) 渡辺一枝(作家) 和田あき子(ロシア史研究者) 綿貫礼子(「チェルノブイリ被害調査救援」女性ネットワーク代表)
- 賛 同 人;(敬称略)
吉永小百合(俳優)ほか
- 来日メンバー(計17名);
子ども 12人(7〜15歳)
つきそい 5人
団長◆ガリーナ・ブレジニツカヤ 「家族の救援」副代表・プリピャチ市出身の母親
舞台◆ナターシャ・ペトリチェンコ(21歳) 「チェルボナ・カリーナ」舞踊指導者 キエフ出身
伴奏◆セリョージャ・ペリペンコ 「チェルボナ・カリーナ」バヤン(アコーディオンの一種)奏者 キエフ出身
伴奏◆ナターリャ・グジー(18歳) 元「チェルボナ・カリーナ」メンバー バンドゥーラ奏者
通訳◆江川裕之 キエフ在住 キエフ外国語大の講師
- 内 容;チェルボナ・カリーナのコンサート(45分予定)および各地のプログラム
*各地では、コンサート、地元合唱団、広河講演など独自のプログラムを用意
- 日程と問合せ先;
◆埼玉コンサート
4月4日(土) 16:00開演 朝霞市民会館 922席
【チェルボナ・カリーナを呼ぶ埼玉の会】T&F:048−478−9068
◆小田原コンサート
5日(日) 15:00開演 スパウザ小田原 200席
【チェルノブイリ子ども基金江の浦】0465−29−0170
◆新潟コンサート
7日(火) 18:30開演 長岡リリックホール(長岡市) 450席
【チェルノブイリ12周年コンサート新潟県実行委員会】010−12−09031
◆三重コンサート
11日(土) 13:30開演 ふれあいホール(鈴鹿市)200席
【三重・チェルノブイリ被曝児童救援募金】T&F:059−229−7997(宮西いづみ)
◆広島コンサート
12日(日) 15:00開演 青少年センター 600席
【チェルボナ・カリーナの会】T&F:082−296−1444
◆東京コンサート
14日(火) 18:30開演 セシオン杉並ホール(杉並区) 578席
【チェルノブイリ子ども基金】03−5376−7897
◆さよならパーティ
15日(水) 18:30北沢タウンホール・スカイサロン
【チェルノブイリ子ども基金】03−5376−7897
→16日帰国予定
以上のように決まりましたが、今回は開催実行地を広く募集する暇がありませんでした。ご存知のように日本では、会館を押さえるのが年々難しくなっています。安くて音響効果がよくて手ごろな広さとなるとなおさらです。そんなわけで96年、97年の春のキャンペーンを行なっていただいた団体に声をかけました。前回「チェルボナ・カリーナ」の子どもたちは19人でした。しかし、諸事情により、少し人数をおさえました。でも前回に劣らないような舞台にしてほしいと音楽の先生、振り付けの先生に要請しております。
現在団体では、最終のメンバー選びと練習に励んでいるところです。子ども基金でも精一杯宣伝に努め大勢のかたがたに見てもらうようにがんばっています。東京をはじめ、各地実行委員会ではボランティアスタッフを募集しています。また、事務局や会に出かけなくても、ビラを周りの方に配ってもらう、ポスターを貼るとかいろいろな手伝い方法があると思いますので気軽に参加してください。
なお、前回の舞台を手伝っていただいた青年座の関係者のかたがたからも、参加してくださる、といううれしい連絡をもらっています。来日日程やメンバーなど詳しいことは次号(または臨時号)にてお知らせします。
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