みなさんからのお便りコーナー

 中学校の美術教師を勤めながら、コツコツ彫刻の制作を続けていますが、自分の作品がブロンズになり野外に展示されることはあまり経験もありません。それだけにチェルノブイリの子どもたちのために彫刻が設置されることにとても喜びを感じています。(岡山県、横田隆資さん・アートコンペ参加者)

 1997版(カレンダー)に続いて、98年版も購入することにしました。遊びにくる友達に、このカレンダーを見てもらっています。みんな、このカレンダーを、1人でも多くの人が買ってくれることを願っています。今回もたった1部ですが、またこのカレンダーを見て、1人でも多くの人がカレンダーのことを知ってくれればいいなと思います。(群馬県・Oさん)

 先日お送りした保養費は、本校において昨年行ったバザー収益の一部です。本校のバザーは長い歴史がございますが、戦後は戦災で焼失しました校舎、設備の一部にでもという出発をいたしました。その後も学校のために少しずつ貢献をいたしましたが、数年前から収益のすべてを寄付に当てようと決め、生徒会で大体寄付先を決定しております。昨年は約100万円の収益をチェルノブイリ子ども基金、兵庫県盲導犬協会、WWF(世界自然保護基金)に寄付いたしました。バザーは生徒達の楽しみにしている行事の一つでもあり、共同を学ぶ場でもあります。チェルノブイリも大変ですが、息の長いご活躍をお祈り申し上げます。(兵庫県・松蔭中学・高等学校校長 川崎紘平)

 7月の特別保養に、春の講演で来日した子どもたちが参加していたんですね。その姿を見てみんなが無事で病気と闘っている様子が分かりとても嬉しかったです。私は現在、高校の講師をしていますが、来年の夏、ボランティアで参加できたらと思うようになりました。そのためにもっともっと、子どもたちのことを知ろうと思います。(Kさん)

 いつもニュースをお送りいただいて、ありがとうございます。夏の特別保養の様子はとても楽しそうで、読んでいて嬉しかったです。「空を見るための道具」も素敵です。(和歌山県・Hさん)

 「チェルノブイリ子ども基金ニュース」を拝読いたしました。5月6日、チェルノブイリの子どもたちと皆様方に、本県にお越しいただきましたが、甲状腺ガンという重い病気を背負いながら、明るく力強く生きる、子ども達の元気な姿に接し、心強く感じます一方、2度とこのような悲劇を繰り返してはならないと改めて痛感いたしました。こうした方々に対し、治療、医薬品の提供など、物質的・精神的な援助を続けておられる、事務局の皆様方の尊い活動に深く敬意を表する次第であります。安全で平和な世界を実現しますことは、人類普遍の願いであります。また、子ども達が健康で幸せな人生を完うすることは、人間として当然の願いです。私といたしましても、国政レベルとは違った立場から、公衆衛生における国際技術協力や地球環境問題への取り組みなど、特色ある国際交流やきめ細かな国際協力をこれまで以上に推進してまいりたいと考えております。今後とも、皆様のチェルノブイリ子ども基金における事業が、日本各地の人々に理解され、支援の輪が大きく広がりますよう心からお祈り致しております。(埼玉県知事 土屋義彦)

 はじめまして。私は高1生です。チェルノブイリの事故を知ったのは小学4、5年生のときでした。母がAIDSのさまざまな催し物があって、その時この『AIDS』の本を購入したのです。この本を読んで強く心にうったえるのを感じました。そしてまた、涙が止まりませんでした。今まで何人かの人に本を貸して、そしてまたみんなも心に響く何かを感じ取っただろうと思います。
 どうしてだろう? どうしていつも政府は秘密をかくし、何も知らない住民が被害に遭うのだろうか? 高校生になってたまたま図書館で『チェルノブイリ報告』が置いてあるのを見つけ、3カ月くらいかけてやっと読み終わりました。
 何かしたい! しなければ。そうだ、お金を送ろう!
 でも、私のおこづかいは少ないですし、買いたい物だって沢山あります。しかし、すべてをかき集めました。今までもユニセフに送ったことはあります。でも、すべて母がやってくれたものでした。本当のことを言うと、少し心配です。私のお金が本当に病院や子どもたちに届くのだろうか? 昔みたいに政府のいいようにされないだろうか?従って、これは私の社会に対する初の挑戦です。(新潟県・Hさん)


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