甲状腺の手術を受けた子どもを保養させるための特別保養費のご支援を多くの方からいただいています。どうもありがとうございます。昨年に引き続き今年の夏にも、ベラルーシとウクライナのサナトリウムで、次のように特別保養を行なうことが決定しました。子どもたち、付き添い、医師の保養費やサナトリウムまでの交通費などを、子ども基金が支援します。 招待する子どもたちは、97年春に日本で行なった「甲状腺ガンの子どもの救援キャンペーン」に参加した2団体(ウクライナ「チェルノブイリの核の傷跡」、ベラルーシ「困難の中の子どもたち・ゴメリ」)によって、決定されます。
(1)ベラルーシ・サナトリウム「希望21(ナジェジダ)」 「希望21」での特別保養は、今回で3回目となります。昨年140名もの子どもたちを保養させた経験を生かして、今年はより多くの子どもを招待します。学校サナトリウムとして一年中運営されている「希望21」はミンスク郊外にあり、森と湖の静かで美しい環境に囲まれています。前回、保養のなかで行なった日本文化交流会は大好評でした。今年も、子どもたちが元気になるように、特別企画を考えています。
(2)ウクライナ・サナトリウム「南(ユージャンカ)」 この春来日する「家族の救援」が運営するサナトリウム「南」は、「希望21」に比べて小規模なサナトリウムですが、徐々に施設も整備され、家族で保養するためのサナトリウムとして活用されています。昨年の夏、「南」でも初めて、甲状腺の手術をした子どもたちを保養させました(核の傷跡より16名参加)。そして今年の夏は40人の子どもを招待することになりました。施設は黒海沿岸にあり、海水浴が楽しめます。 子ども基金は15歳までを「子ども」として保養などの支援を行なっています。16歳以上の子どもへの支援も求められているのですが、資金不足でなかなか支援できない現状のなか、今回の「南」では、年齢制限を17歳までとしました。
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