春の救援コンサート〜各地の主催団体から


チェルボナ・カリーナを呼ぶ埼玉の会 大戸清市

 ある日、突然舞い込んだ実行委員を募る一通の手紙。2年前のコンサートを、思い出して何か手伝える事があるかもしれないと様子を見に行っただけのつもりが、ふと我に返ってみると「会計担当」の肩書きまでついていた。これが初参加までの経緯です。

 私にとって「チェルノブイリ」は、事故報告での放射性ヨウ素やシ−ベルト、等の言葉の羅列を理解したくて「放射能取扱い主任者」に挑戦するきっかけになったものでもあり、又、10年目を機会に行われた日本青年館でのコンサ−トでの愛らしい子供達を見て「何か出来る事はないのか?」と自分自身に問いかけざるを得ない衝撃を与えてくれたものです。

 今回のチェルボナカリ−ナのコンサ−トは、私自身にとっては仕事が最も多忙な時期と重なったこともあり、実行委員会への参加と当日の割り当てられた仕事をこなすのが精一杯で戦力的には不十分なものだったと思います。しかし、当初立てた援助金の予算がかなり厳しいものだったにも関わらず、最終的には大きくクリア出来たし(会場でもたくさんの寄付を頂きました)、コンサ−トも満員(約900席)の観客で成功裡に終了出来たし、微力ながらも貢献できたという達成感と「ほっと」した気分の今日この頃です。

 コンサ−ト当日は、舞台監督助手を命じられ、舞台・調整室・観客席・ホ−ルと駆け回った1日でした。コンサ−トをゆっくり見られなかったのが唯一の心残りですが、普段は決して見ることの出来ない舞台裏からの「騒然とした中」での進行を目の当たりに出来たことは大きな経験です。素人の自分を小言を言わず指導して下さった舞台監督の大石さんに感謝したいと思います。今後も、要望があれば時間の許す限り参加できればと考えています。考える前に行動するのも良いかもしれません。一度出席していただければ、「主婦パワー」を体験できます。迷っている「あなた」。次回はぜひ、実行委員に参加してください。


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