手紙紹介
 昨年より開始した里親制度により、医療・生活支援金を受取ることができるようになった子どもたち、その家庭から、手紙がよせられています。

親愛なる里親のMさん!

オーリャ(オリガの愛称)です。

お母さんはヴェラと言います。お父さんのユーリャは、1995年に亡くなりました。わたしたちはキエフ州のスラブヂチという町に住んでいます。わたしは今10年生です(日本の高校1年生)。正確に言えば、個人授業を受けています。時々気分が悪くなるからです。お母さんには、毎日わたしがビタミン剤や果物を買うお金がありません。わたしは伝統的な刺繍をならっています。刺繍は大好きです。私はウクライナの団体「核の傷跡」のカズロバさんから手紙をもらい、あなたから支援を受けられるということを知りました。本当にありがとうございます。あなたのやさしさと心遣いに心から感謝しています。わたしたちは遠く離れているけれど、神様がいつも隣にいます。どうかあなたにあらゆる幸せがありますように。

尊敬をこめて。

オルガ  

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親愛なるTさん!

僕と、その家族は、あなたに心からのあいさつを申し上げます。

あなたの努力のおかげで、僕はチェルノブイリ事故の悲しみを乗り越えて、あえて表現するなら、お母さんのような愛情のようなものを感じながら、好きなことをして学校に通うことができます。

僕の思い、あなたへの尊敬を言葉で伝えることができなくて、ごめんなさい。そしてあなたとあなたの家族、広島と長崎の哀しみを乗り越えた日本の人に、ありがとうと言わせてください。 僕たちはウクライナの素敵な小さな村に住んでいます。残念ながらここは放射能に汚染されています。お父さんはずっと鍛冶屋の仕事をしています。つらい仕事です。お母さんはホップの栽培をしています。でも、ウクライナの経済危機のために、お父さんもお母さんもお給料を受取れなくなりました。兄のルスランが食糧配給を受けていて、小さな農場を持っているので、それで生活しています。

親愛なるTさん。僕は自分の写真を、これからあなたに送ります。写真機で、家族やウクライナの美しい自然をたくさん撮って送ります。 僕は、魚釣りやウサギを追いかけるのが好きです。自然と、そしてあなたのことを愛しています。心からの尊敬をこめて

トーリャ(アナトリーの愛称)

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親愛なるIさん、御家族の皆さんこんにちは!

あなたが私たちの不幸に目を向けて下さり、私たちの息子に援助をして下さったことを心から感謝します。

私はヴァロージャの母親で、毛皮獣飼育所で働いています。夫はコルホーズの電気溶接工として働いていますが、2年間もお給料を受けとっていません。

私たちの家族には、他にアレクサンドルがいます。彼は仕事が見つけられないため、今は働いていません。それから年金生活者のおばあさんが一緒に住んでいます。

私たちはウクライナのチュルカス州のチュルカス地区モシュン村に住んでいます。もし今私たちが住んでいる村や農場がなかったら、私たち家族はどうなっていたかわかりません。

親愛なるJさん!地につくほどの深いお辞儀をあなたに捧げます。あなたが私たちに与えて下さる物質的援助は、私の息子が本当に必要としているものです。 重ねてあなたに新年のおよろこびを申しあげます。

ヴァロージャの母より 

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親愛なる私たちのMさんそれにあなたのご家族の皆様!

こんにちは、ジーマの家族からあなたに心からのごあいさつを申し上げます。私たちは今か今かとあなたからの便りを待っていました。今年もあなたの家族が健康で幸せでありますように。

ジーマも、あなたや他の子供たちみんなと過ごした、ナジェジダ(希望21)をよく思い出しています。彼はそこに行ったことにとても満足しています。彼は慢性耳炎を病んでおり、医者は注射するよう指示しました。もう一人の息子も病気で、足にリュウマチを患っています。こちらの冬は急に雪が溶けたり冷え込んだりします。今は雪が溶けてそこらじゅう水浸しです。心から新年の挨拶を申し上げます。さようなら。

ジーマの家族より

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親愛なるFさんこんにちは!


あなたに手紙を書いているのはヴァーシーリーの家族です。息子はまだ11歳に満たないのに恐ろしい病気甲状腺ガンと尿崩症を患っています。私たちの家に哀しみがおとずれました。でも子供は救われなくてはなりません。なぜなら私たちは血を分けた子供のこのような苦難をよく分かっているからです。

私はあなたが私の子供の里子になってくださったことを本当に感謝しています。あなたの支援と愛情が私たち家族を襲った苦難を追いやるのに手をかしてくれるのです。あなただけが手術を受けた子供を持つ母親の気持ちを本当にお分かりになるのです。なぜならあなたの国日本でもそう遠くない過去に多くの人々が原爆によって苦しんだのですから。

尊敬をこめて

ペトリク・ガリーナ


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