念願のナターシャ・グジーの歌、練馬公演できくことができました。最後にアカペラでうたった「アメージング・グレイス」は圧巻でした。この一曲をきけただけでも、コンサートにきた価値があると思いました。 無伴奏でナターシャの声が静かに流れはじめて数秒後、会場から一切のもの音が消えてしまいました。プログラムをめくるカサカサという音もセキばらいも・・・。まるで会場全体が息をするのさえ止めてしまったかのようでした。その静寂のなか、ナターシャの澄んだ声だけが時に高く、時に低く流れていきました。私は涙がこぼれてしかたありませんでした。ことばも理屈もチェルノブイリも、人間の抱えるありとあらゆる複雑なものをいともたやすくとびこえて、ナターシャの歌声は、きき手の心にまっすぐに届いてきました。子ども基金というよき理解者・支援者をえて、ナターシャ自身が大きく大きく育っていくことを願ってやみません。 (練馬公演 ロシア語ボランティアのMさん) 今日、ナターシャさんのコンサートに行ってきました。すばらしい歌声に感動しました。 それから、広河さんの講演もとても分かりやすくて良かったと思います。講演、コンサートを交互にされたのも工夫されてるなあと感心しました。 確かにチェルノブイリは終わったというような風潮が広まって、何を今更という人もいるかと思いますが、事実を知って実状を知るにつれ原発の必要悪(必要性といった方がいいでしょうか?)を力説する人たちが悪魔のように思えてなりません。ここ1年ほど原発問題からは遠のいていたのですが、子の親としても原発のような巨大な化け物を放ってはおけません。刹那的な生き方の象徴のような原発を野放しにしないためにも微力ながら活動していきたいと思います。 ところで、広河さんが講演で、里親制度をやられているとおっしゃてましたが、(保養目的のための日本来日ではなくて)私はその制度に賛同いたします。私も是非里親になりたいのですが、手続きの仕方を教えて下さい。月6千円で一人の命を支えることが出来るなんてとてもすばらしいことだと思います。何か出来ることからやらなくてはという気になります。ユニセフでも同じような制度がありますが、物が無い国の人にお金だけ恵むというのに抵抗があって(そういう問題じゃあないでしょうと思うのですが・・)、どうもそういう気にはなれなかったのですが、広河さんのコンセプトははっきりしてますし、これなら本物だ思いました。これからもちょくちょくチェルノブイリ関係のホームページにもアクセスしようと思います。がんばって下さい。 (山口公演 O.Tさん) |