里親制度は、月々50$(約6000円程度)を、最低2年間支援を続けることをお約束いただき、薬代・生活費にさえ困っているひとりの子どもを支える制度です。この里親制度に興味がある方は、ぜひ事務局までご連絡ください。 こんにちは、Sさん。 お元気ですか?私は元気です。あなたの手紙を受け取りました。お返事を下さってほんとうにありがとうございます。時間がなかったので、もっと早く返事を書けずにごめんなさい。初め私は広河隆一さんのチェルノブイリ子ども基金が企画した保養に参加しました。それはとても楽しいものでした。特に日本週間のときは、楽しかったです。その保養のあと、翌日私は学校へ行きました。私はもう最高学年(11年生)になるので、この学年は私にとっては大変になるだろうと思います。勉強に自分のすべての力を注がなければなりません。入学試験の準備をしなければなりません。私は勉強を続けるために、来年はどこか学校に入学したいのです。今のところ私たちは普通に暮らしています。私の弟はサナトリウムで保養をしています。足が悪いのですが、よくなってきています。秋の終わりに私は母と入院することになっています。 これで私の手紙を終わります。さようなら。お手紙を書いてください。L(ウクライナ) もうすぐクリスマス、お正月がやってきますね。普段なかなか里子に手紙を書くことができない方も、この機会にカードを送ってみてはいかがでしょうか。長い文章でなくても、日本の里親からカード(かわいらしい絵や、きれいな写真の付いたものなどが喜ばれるでしょう)を受け取ったら、子どもたちはどんなにうれしいでしょう。下記はロシア語で書いた場合の例ですが、もちろん英語で書いてもよいでしょう(例:“Merry Christmas and A Happy New Year”)。宛名もロシア語表記の例を載せますが、ローマ字表記がわかっている方はローマ字で書いて大丈夫です。(事務局から送付した「里親確認書」の子どもの住所をコピーして封筒に貼ってもOK) <宛名の書き方>
*1 郵便番号がわからない場合は、書かなくても大丈夫です。 <文例>
*1 男の子の名前の場合は、Дорогой‥‥‥‥となります。 手紙を送る時、この切手券も一緒に里子に送ってあげれば、先方に負担をかけずに返信を受けることができます。これはクーポン券のようになっていて、現地の切手と交換して使用します。1枚130円で郵便局で売っています(但し、小さな局では扱っていないところもあります)。ベラルーシ・ウクライナから日本宛てにエアメールを送る場合、1枚分で足ります(重さによって異なります)。 これは通常のエアメールより料金が高くなりますが、早く確実に先方に届けることができます。(ベラルーシ・ウクライナなどの旧ソ連圏は郵便事情が悪く、送ったものが届かないことが時々あるようですので、大切なものを送るときはEMSをお勧めします。) *EMSを利用している里親Kさんからアドバイス 物品を送るときは、内容品の記載欄があるので物品(食品名)を英語で、数量、価格を書いてその合計額を損害要償額に書く。食品を送る場合は、生ものはだめです。賞味期間が少なくとも1年以上で、肉、魚介類は破棄されます。ただ手紙だけであれば書類用のEMSもあります。こちらは通常よりも料金が10倍以上しますが、確実に届きます。通常だと本当になくなってしまうことがあります。 はじめてEMSを送るときは、“お客様番号”という番号が与えられます。その際に、「税関承諾書」を渡されるので、必要事項を書けば、次回送るときにその番号で手続きがスムーズにできます。郵便局によっては、ベラルーシがどこにあるのか知らない人が意外と多いので、「旧ソビエト」と一言、言えばわかります。(*ウクライナについても同じです。) 送る際、品物によっては関税がかかる(受け取る側が支払わなければならない)ことがあります。当然里子側に支払うお金は無いと思って良いでしょう。私は、支援金によって食べ物・薬などを買い、ようやく元気になっても、汚染された食品を食べ続けなくてはいけない現状を思うと、暗い気持になります。いつも食品売場に行くときは、自分が食べたい物を見るより先に、この食品なら、里子の体にいいのではと常に考えて買い物をしてしまいます。 |