原発と核にお正月休みを! 経費削減・リストラで安全管理が軽視され、データ捏造や事故隠しが続くなかで、東海村臨界事 故が起こりました。東海村の再処理工場でも“臨界防止装置”が故障したまま目視で代用していたというニュースが先日発表されたばかりです。はたして、2000年問題に対してだけは完璧な対応が終わり、万が一の場合に手動操作を行う人間は絶対にミスを起こさないのでしょうか。電力各社は年末年始に職員を増員して不測の事態に備えます。需要の大幅な変動が見込まれるこの年末年始の電力は、柔軟に需要変動に対応できる火力だけで十分まかなえます。出力調整のしにくい原発をわざわざ動かさなければならない理由はありません。 ロシアやウクライナにある老朽化したチェルノブイリ型原発が事故を起こす可能性について、CIAが懸念を表明しました。万が一事故が起きてしまえば、降ってくる放射能に人はなすすべがありません。チェルノブイリの大変な現状を知ると、これ以上の核災害は絶対に起こしてはならないと痛感します。そして日本は原爆を受けた国として、先頭をきって核災害を防ぐ最善の策を選択すべきなのではないでしょうか。 2000年危機対策で核兵器・核施設の一時停止を求める世界署名に、たくさんの方々にご協力いただいています。どうもありがとうございます。2次集約・5万7千名の署名は、11月26日に内閣と通産省に提出しました。12月10日の最終集約後も、直接それぞれが政府へ届ける形で最後まで最良の安全対策を求めたいと思います。どうか、ご協力をよろしくお願いいたします。 (Y2K WASH事務局 園山美恵) |