ウクライナ科学アカデミー放射線医療科学センター
小児放射線内分泌病棟にリハビリ室を支援


このセンターではチェルノブイリ事故により被災した18歳までの子どもたちの検査や治療を中心に行っています。甲状腺の手術を受けた子どもたちをはじめ、事故により病気の子どもたち、汚染地域に住む子ども、避難民の子どもたちのリハビリ設備への支援を要請されていました。11月26日にリハビリ室がオープンしました。詳細は「救援状況」をご覧ください。

○小児放射線内分泌部の医師たち、子どもたちがリハビリ室に集まりました。実際に子どもたちはリハビリ器具を使い、みんなニコニコとうれしそうでした。

小児放射線内分泌部長ボヤルスカヤ医師より
私たちが助けを必要としていることに遠い日本の人たちが目を留め、このようなすばらしいものを贈ってくださったことに心より感謝しています。これからも私たちの友好関係が続くことを願っています。」

小児放射線内分泌部の医師より
「このようなリハビリ用器具は、子どもたちにとっては夢のようなものです。これを見たときの子どもたちの喜びはとても大きなものでした。ウクライナにはこのような器具を揃える力はなく、子どもたちがこのような器具を使える場所はどこにもありません。力を貸してくださって本当にありがとうございました。」

(報告:キエフ 佐々木真理)

*ベラルーシ・アクサコブシナのリハビリセンターのコンピュータ教室も11月23日に開始しました。12月3日のオープニングの様子は次号にてご報告します。

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