保養した子どもたちの声 チェルノブイリ事故で被災した子どもたちにとって、栄養のある食事をとり、きれいな空気の中で一定期間過ごす保養は、健康回復に大きく役立っています。「チェルノブイリ子ども基金」ではウクライナは黒海そばの「南(ユージャンカ)」、ベラルーシは「希望21(ナジェジダ)」の二つのサナトリウムの支援をしています。今年の夏も二つのサナトリウムで甲状腺手術後の子どもたちの「特別保養」を実施しました。参加した子どもたちの感想が届きましたのでご紹介します。みなさまのおかげで今年も保養が実施できましたことを感謝いたします。 「南(ユージャンカ)」 私たちがユージャンカで保養できるようにしてくれたすべての方に感謝します。今、私たちを苦しめているような恐ろしい病気が次の世代の子どもたちにおとずれることのないように、そして、国の経済が少しでもよくなるようにできる限りの事をしていきたいです。(ナージャ) 折り紙の折り方やコンピュータの使い方など多くのことを学びました。一番の収穫は日本語の単語やフレーズを覚えたことです。その他、日本のファッションや文化など、たくさんのことについて知ることができました。 こんなに素晴らしいサナトリウムを建てて、おもしろい催し物を開いてくださり、そしていつも親切にしてくださり本当にありがとうございました。 素晴らしい保養の機会を与えてくださったみなさんひとりひとりにお礼を言いたいです。またユージャンカに来ることができたら嬉しいです。(ターニャ) 「希望21(ナジェジダ)」 これからもここで保養する子どもたちも僕たちと同じくらい楽しい時間を過ごせますように。(アンドレイ 14歳) ここで人を思いやる気持ち、自分をいかに表現するか、いうことを学びました。日本語や少林寺拳法も楽しかったし、日本の人たちはみんないい人でした。(ビーカ 17歳) 「ナジェジダ」で過ごすのは3回目になりますが、本当に嬉しいです。これからも来ることができればと思います。みなさん本当にありがとう。きっとまた会えますよね。(アレーシャ 15歳) わたしは「ナジェジダ」での生活がとても気に入りました。多くの子どもたちがここに来たいと思っているだろうと思います。そして日本のお友だちが私たちに手を差し伸べてくれることにとても感謝しています。(ユーリャ 15歳)
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