『チェルノブイリの祈り』著者
『チェルノブイリの祈り』(岩波書店刊/松本妙子訳)の著者スベトラーナ・アレクシェービチ氏が今秋来日します。「チェルノブイリ救援中部」が中心となり招聘事業を進めてまいりました。チェルノブイリ救援団体を中心に全国9ヵ所で講演を予定しています。チェルノブイリ子ども基金は「カタログハウス」、「原子力資料情報室」、「エストニア・チェルノブイリ・ヒバクシャ基金」、「チェルノブイリの子ども達に・千葉の会」とともに東京講演を共催します。詳細は次号ニュース(9月下旬発行予定)でご紹介します。 ●スベトラーナ・アレクシエーヴィチ 1948年5月31日、村の教師だった父が兵役についていたイヴァノ・フランコフス市(ウクライナ西部の州都)でウクライナ人の母から生まれる。父の退役後、一家は父の母国ベラルーシに戻る。国立ベラルーシ大学卒業後、ジャーナリストの道を歩む。200万部を重ねた『戦争は女の顔をしていない』によりライプチヒ国際ドキュメンタリー映画祭で「銀の鳩賞」受賞。また『最後の生き証人たち』、『亜鉛の少年たち』(邦訳『アフガン帰還兵の証言』日本経済新聞社)など、戦争の英雄神話をうちこわす著作を発表し、絶えず権力からの抑圧や干渉を受けてきた。『チェルノブイリの祈り』も長い間ベラルーシでは出版が禁じられていた。1996年、「文学における勇気と威厳」をたたえて、スウェーデン・ペンクラブ賞を受賞。2000年「20世紀の証言者賞」受賞。またNHKドキュメンタリー番組「破滅の20世紀」「ロシア小さき人々の記録」を制作のため来日。2001年、滞在中のイタリアでアッシジ平和行進に参加。 ●スケジュール
(6月1日現在/変更する場合もございます。詳細は各地主催者までお問い合せください)
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