事務局から



年末年始の休みについて
12月29日(金)から1月5日(金)まで事務局は冬休みです。6日は土曜日ボランティア日です。


ボランティア作業日について
毎月第1・3土曜日の1時半〜5時半、ボランティアの方と作業を行っています。参加される方は事前にご連絡ください。事務局への電話は平日午前10時〜午後5時半の間に、留守の場合は伝言をお願いします(京王線・井の頭線 明大前徒歩5分)


次回ニュース発送
3月17日(土)11時〜5時  
場所:事務局(京王線・井の頭線 明大前徒歩5分) 少しの時間でも歓迎です。参加される方はメール、FAX、電話でご連絡下さい。


ニュースについて
募金をくださった方には、その使われ方の報告として原則1年間お送りしています。また、ニュース購読費(2000円/年)も募っております。印刷・発送は実費の経費でまかなっておりますので、切手代とあわせても購読費以下で間に合います。残金は募金として使わせていただきます。


振替用紙について
募金を下さる方の手間をできるだけ省くとともに、口座番号の間違いを未然に防いだり、通信欄に必要な情報を記入していただくことで事務作業の効率化を図るという実際的な目的により、一律に同封させていただいております。決して募金を強要するものではありません。万一、ご心配やご負担をおかけしておりましたら、慎んでお詫び申し上げますとともに、このような目的であることをご理解の上、ご容赦いただけましたら幸いです。


映画の紹介

鎌仲ひとみ監督の映画2点

 『六ヶ所村ラプソディー』
  1/6[土]〜26[金] 10:40
  1/27[土]〜2/9[金]10:40,13:20,18:40

 『ヒバクシャ―世界の終わりに』
  1/27[土]〜2/9[金] 16:00

※どちらも東京・ポレポレ東中野で上映

 


「みえない雲」

上映予定
東京・シネカノン有楽町 12月30日〜
千葉・千葉劇場 1月13日〜
札幌・シアターキノ 2月
仙台・チネラヴィータ 1月6日〜19日
福島・フォーラム 2月10日〜16日
神戸・シネカノン神戸 近日公開

ハンナはドイツの小さな町に住む高校3年生。幼い弟ウリーと母親の3人で暮らすごく普通の女の子だ。ハンナはちょっと気になる転校生で秀才のエルマーから告白されるが、そのとき、原発事故のサイレンが鳴る。彼女はエルマーと一緒に逃げる約束をして、弟の待つ家に急ぐ。母親は出張で居ない、エルマーとも電話が通じない、彼女は逃げる事が出来るのか、そして2人の恋の行方は・・・

原作はチェルノブイリ原発事故直後の87年に発表され、ドイツ青少年文学賞をはじめ多数受賞したベストセラー小説です。

17基の原発を抱えるドイツ国内では、この作品は大きな話題を呼び、多数の観客が涙しました。

映画では2人のラブストーリーを中心にしながら、逃げる人々、幹線道路の封鎖、駅での大混乱など、とてもリアルに表現されています。避難をする途中にハンナ達は風向きを確認します。ハンナたちは原発の風下、呆然となる仲間たち、私も映画に引きずり込まれて、寒気を覚えました。ハンナたちを追う「黒い雲」もとても良く表現をされていました。監督は見えない放射能をどう表現するか、試行錯誤したそうですが、その緊張感がとても良く表現されていました。見えない恐怖、それが放射能なのです。

今回の作品を映画化するにあたってグレゴール・シュニッツラー監督はチェルノブイリを知らない若い方に観てほしいとラブストーリーに変更したそうです。実際、ドイツでは多くの若者が映画を観た後、「ここから一番近い原発は何処ですか」という質問をしたそうです。一方、日本には原発が55基もあります。地震の多いこの国では、原発事故は対岸の火事ではないのです。ぜひ、多くの若い方にこの映画を観てほしい、そして自宅に近い原発はどこにあるのか、事故が起きたらどうするのか。そんな事を考えるきっかけになってもらえればと願います。

《試写会を見たNさんの感想文です》

 

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