一緒にがんばろう
先日行われたウォーカソンは第21回目でした。ウォーカソンとはもともとはオーストラリアで始まった手法で「ウォーカー」が事前にスポンサーを探し、10kmまた5km歩くことに対して募金していただくことを約束し、ウォーカソンが終わってからお金をいただくという募金方法です。現地の人には遠く及ばなくても、痛み、苦しみを分かち合いたいと思い、私たちがこの募金活動を始めてから21年が経ちました。
今年度、私たち学園会は「Changing Oneself〜 人に優しく自分に厳しく〜」という目標を掲げて、生徒に良い方向に変わってもらおうと思い、ボランティア活動であるウォーカソンへの積極的参加呼びかけに特に力を入れてきました。
10月10日、宮西さんと向井さんにお越しいただいてウォーカソン講演会を行い、一人でも多くウォーカソンに参加してもらえるように呼びかけました。他にも、講演会の内容をもとに使ったクイズを行ったり、広河隆一さんが撮影された写真のパネルをお借りし、各クラスで紹介したりしました。
11月4日午後、私たちは歩き始めました。曇り空ではありましたが、風もさほど冷たくなく、ウォーカーにとって快適な日でした。歩く距離は10kmと初めてウォーカソンに参加する中学1年生にとっては少し大変だったと思いますが、歩いている生徒の表情は活き活きとしていたのを覚えています。全生徒720人中、約420人がウォーカーとして参加、他にも保護者や卒業生、スタッフなどを含めると約580人が参加しました。
そして、集められた募金のうち80万円をチェルノブイリ子ども基金さんに寄付させていただきました。チェルノブイリ原発事故から20年が経ちましたが、人々の心にはあの悲劇が鮮明に残っているでしょう。少しずつ復興が進んだとは言え、私たちと同年代の子たちが未だに傷が癒えぬまま苦しんでいると知り、大変衝撃を受けました。だからこそ、私たちはこれからも「がんばって」ではなく、「一緒にがんばろう」というエールを送り続けたいと思います。
セントヨゼフ女子学園高等学校中学校
学園会会長 宮村 陽子
議長 島田 昌依
(※宮西と向井は「子ども基金」理事です。12月22日、宮西理事が贈呈式に出席し、地元の新聞に掲載されました)
カレンダー購入者の声
◆毎年カレンダーは楽しみにしております。出来映え(デザイン)はかなりレベルの高いものだと思います。今回うっかり購入することを忘れていましたので、遅くなりましたがよろしくお願いいたします。
いつも会社で使っています。 岐阜県 S
◇皆様のご活躍を陰ながら応援しています。
微力ですが、協力させていただきます。チェルノブイリの子どもたちの笑顔に会うのを
楽しみにしています。 千葉県いすみ市 Y
◆南海地震がくり返し起きている高知県には、高レベル放射性廃棄物を埋め捨てにする候補地がたくさんあるのです。冗談じゃないですよ。そもそも日本は地震でできた列島なのに、原発が55基もひしめき合って、放射能汚染を拡大している・・
そんな事実を、まわりのみなさんと共有する活動を、今年も続けます。 高知市 G
◇新聞を見て注文しました。これからも傷ついた人に癒しを届けてください。 芦屋市 I
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