6頁で紹介した里子D・リョーシャの母親から、里親の方への手紙
あなたのご援助に心からお礼を申し上げます。ご援助のお金を受取って家に帰ってきたとき、私は思わず泣いてしまいました。それまで、息子の学校用の品物を買うお金がありませんでした。今日私は息子と店へ行き、制服と靴を買いました。明日は必要な文具類を買いに行きます。あなたのおかげでリョーシャは大喜びです。本当にありがとうございます。息子は8月21日に退院しました(足と背中にひどい痛みがでていたのです)。治療を受けて痛みは治まりましたが、半年後に再入院し治療を受けなくてはなりません。良くなってくれることを願っています。60才になる私の母親はつい最近脳卒中で倒れ、今も体の具合がよくありません。治療と介護が必要です。息子と母のことが心配でなりません。2人とも一番身近で大切な存在ですから。
<支 援 者 募 集>
下記の家族の支援者を募集しています。子ども基金では里親制度設立当初、支援対象者を「甲状腺手術を受けた16歳までの子ども」に限ってきましたが、その後、脳腫瘍・白血病などの病気の子どもも支援に加えるようになりました。年月の経過と共に、子どものころ甲状腺ガンの手術を受け、成人した若者たちへの支援の必要性も現れてきました。彼らは、自らの甲状腺の病気と一生付き合っていかなければならず、さらに生まれた子どもに健康上の問題の出ているケースもあります。これまでは、経済的に困難な状況にある若者たちへの支援(若い家族とその子ども)を特別会計の中から行なってきました。しかし募金は減少傾向にあり、今年度から特別会計を一般会計に組み込むことになりました。そこで、チェルノブイリ被害者の若い家族を支えてくださる方を募集することにしました。
支援金は月50ドル(+経費1割)、期間は2年間です(里子支援と同じです)。2年の経過前に、家族の近況をお知らせしますので、支援の終了・継続を決めてください。支援者を緊急に募集している2家族を紹介します。なお、このほかに現在子ども基金が支援している若い家族の支援者も募集しています。
★ ベラルーシ ミンスク市在住の家族
母親は1982年生まれ。94年に甲状腺ガンの手術を受けた。チェルノブイリ障害者に認定されている。2000年に娘を出産。生後すぐに股関節の形成障害と神経システム障害と診断。現在も膝と股関節に痛みがあり整形外科に通っている。父親は1976年生まれ。勤務中の負傷により片足を切断。
★ ベラルーシ モーズィリ市在住の母子
母親は1985年生まれ。1993年に悪性卵巣腫瘍の手術を受けた。チェルノブイリ障害者に認定されている。2003年に娘を出産。体が弱く感冒にかかりやすい。父親は別居。
<里 親 制 度>
☆支援期間は2年間です。2年間経過の前に改めて里子の近況をお知らせしますので、支援の終了か継続を決めてください。継続の場合、1年ごとの見直しになります。
★里子の支援開始は事務手続きの都合上、1月と7月に決めさせていただいております。
今年の1月は、新たに13名の方が里親になってくださいました。ありがとうございます。
里親制度、若い家族支援に関心のある方には詳しい資料をお送りいたしますので事務局までご連絡ください。
●お詫び
1月中旬にお送りしました「2008年1月〜6月分の里親支援金請求書」の毎月のお支払い金額に間違いがございました。正しい金額は5,930円です。毎月お支払いの方にはすぐに訂正のお知らせをいたしましたが、半年支払いの方からもご指摘がありました。申し訳ございませんでした。今後このようなことのないよう努めてまいります。
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