前回、カナダ放浪中の長慶寺青年の新井さん宛の手紙を紹介しましたが、彼の手紙は、本人を知らない方にも大いに共感を呼び起こしたようで、ロンドン駐在の某放送局O特派員からは「長慶寺青年の体験と、体験に対する彼の姿勢、そしてそれを語る文章に、英語で言えばMoved、兎に角心動かされました。また高野さんたちの彼を見る眼の変化にも思わず同感、笑ってしまいました。彼の手紙をこうして私まで読ませて貰えるのを幸運に思いました。有難うございます」というお便りがありました。
また、私はお目にかかったことがないのですが、熊本の井口真由美さんという方から次のメールがありました。
「水俣・愛林館の沢畑亨館長と知り合いで、時々お手伝いをさせていただいている者です。館長からカナダに行かれている長慶寺さんの旅先からのお手紙が転送されてきました。実は私は99年の10月から昨年の7月まで、長慶寺さんが旅をされた北極圏のInuvikの学校でボランティアをしていました。日本人は私一人で、ちょうど1年前には私もTuktoyuktukでお正月を迎えていました。あの一番大変な時期にわざわざそこまで出向く日本人がいたことを知り、(貴重な体験をした数少ない日本人として)めずらしく、またうれしくも感じました。また私も故・星野道夫さんに憧れて帰国前にクイーンシャーロット島を旅し、世界遺産でもあるかつての海岸インディアン達が残したトーテムポール群を見てきました。鮮やかなほど澄みきった豊かな海が囲む、深く、濃く、豊かな森の無数の島々は今も私のこころによみがえってきます」
●鴨川「果樹園トラスト」に参加を!
鴨川自然王国では、昨年からの棚田トラスト、大豆畑トラストを今年も継続すると共に、新たに「果樹園トラスト」を始めることになりました。石田三示さんの土地300坪を開墾して柑橘系や柿などを植え、収穫が始まるまでの3年間ほどは1口(1坪)=2000円、収穫が始まってからは1口=4000円でトラストします。樹の下には水仙などの花を植えることも出来ます。是非みなさんご参加下さい。▲