樋口廣太郎=第二国立劇場理事長を団長に、羽田孜=元首相夫妻はじめこれまで3年間のモンゴル・ツァー参加者とその周辺の方々、それに日本ウズベキスタン友好協会(嶌信彦会長)で募集した方々、計約100人で行くことになりますが、5月末日まで受け付けていますので、参加ご希望の方は、日本通運東京旅行支店・法人営業部第2課、石渡さんまでお問い合わせ下さい。
なお「夕鶴」の指揮は、作曲者である團伊久磨さんが自ら行うことになっていましたが、先日、中国・蘇州で客死されました。元々このツァーには副指揮者の方も同行する予定でしたので、公演には何ら支障はありません。
■旅行期間 2001年8月25日(土)〜9月1日(土) 8日間
(希望者は、そのあとカザフスタンのアルマティでも同じく「夕鶴」公演が行われるので、それにも同行する11日間コースも用意されています)
■旅行代金 8日間コース 28万円(羽田発着)、25万5000円(関空発着)
11日間コース 56万円(羽田・関空発着同一)
■旅行日程(8日間コース)
8月25日 | 羽田→関空
→タシケント |
午前、羽田発、
昼、関空発、タシケントへ (タシケント泊) |
8月26日 | タシケント | 終日市内観光 (タシケント泊) |
8月27日 | タシケント | 終日自由行動
夕方、ナヴォイ劇場でオペラ「夕鶴」鑑賞 (タシケント泊) |
8月28日 | ヒヴァ | 朝、空路ウルゲンチへ
終日、世界遺産の街ヒヴァ観光 (ウルゲンチ泊) |
8月29日 | ブハラ | 朝、陸路タシケント経由ブハラへ(バス7時間)
(ブハラ泊) |
8月30日 | ブハラ
→サマルカンド |
午後、陸路サマルカンドへ(バス3時間)
(サマルカンド泊) |
8月31日 | サマルカンド
→タシケント |
午前、サマルカンド観光
午後、陸路タシケントへ(バス4時間) 夜、空路帰国へ (機内泊) |
9月1日 | 帰国 | 午前、関空着→午後、羽田着 |
A- ウズベキスタンについての本
《ガイドブック》
●『地球の歩き方 シルクロードと中央アジアの国々』(ダイヤモンド社、1840円)
おなじみ『地球の歩き方』の中央アジア編がようやく99年に出て、その改定第2版が01年4月に出たばかり。
●『ウズベキスタン シルクロードのオアシス』(東方出版、3000円)
アジアの子供たちを撮り続ける写真家=荻野矢慶記のウズベキスタンの歴史的建造物を中心とした写真集。
●『Central Asia』(LONELY PLANET、24.95ドル)
豪州の出版社による有名な旅行ガイド・シリーズの中央アジア編。
http://www.lonelyplanet.com/upgrades/で最新情報を補完することが出来る。
《LONELY PLANETによるタシケントのバー&ディスコ情報》
……こういうことが『地球の歩き方』には出ていないんですね! |
タシケントでカフェバーやディスコが集中するおしゃれな街は通称Broadwayと呼ばれるサイールコフ通り。
Zeravshan:バーやナイトクラブの複合ビルでロシア人のマフィアや売春婦もウロウロ。
ホテルのバーでましなのは、Shodlik PalaceのHemingway、Le MeridienのSalty Dog、Int ercontiのIrish Pubなど。我々が泊まるシェラトンは新しいホテルなのでまだ情報が入っていない。 |
《歴史書》
●『内陸アジア』(間野英二ほか著、地域からの世界史第6巻、朝日新聞社、1359円)
下の2冊よりもこれがいちばん分かりやすいお勧め本。
●『中央ユーラシアの世界』(岡田英弘ほか編、民族の世界史第4巻、山川出版社、3796円)
第2部第2章「中央アジアとシベリアのトルコ系民族」の中でウズベクに触れている。
●『中央アジア史』(江上波夫編、世界各国史第16巻、山川出版社、4078円)
第3章第4節「カザーフ族とウズベク族の国家」に20ページほど記述がある。
《一般情報》
■ロシア東欧貿易会・各国情報「ウズベキスタン共和国」
http://www.rotobo.or.jp/CISCEEinfo/infuzbk.html
政治体制と経済概況について要領よく解説している。
◆在米ウズベキスタン大使館公式ホームページ
http://www.uzbekistan.org/
歴史、政府、自然、鉱物資源、人口、文化などの情報。
◆ワールドスキップ・コム「ウズベキスタン」
http://www.worldskip.com/uzbekistan/
220カ国をカバーする米国の有名旅行情報サイト。ニュース、ビジネス、旅行、文化などを網羅。「ウズベキスタン音楽」情報もある。
◆アジア研究WWWヴァーチャル・ライブラリー「ウズベキスタン」
http://www.icarp.org/uzbek.html
主要国のアジア研究の成果を一覧できる仮想図書館。地域研究の定番サイト。
◆エンサイクロペディア・ブリタニカ「ウズベキスタン」
http://www.worldskip.com/uzbekistan/
ブリタニカ百科事典は今はオンラインで無料公開している。
◆ユーラシアネット「ウズベキスタン」
http://www.eurasianet.org/resource/uzbekistan/hypermail/news/index.html
デイリーのニュースのほか文化、経済、環境などについての分析記事がある。
◆サイバー・ウズベキスタン
http://node-02.advancenet.net/~k_a/uzbekistan/
現地に毎月行っている在米ビジネスマンが作っているサイトで、最新ニュースもある。
◆ウズデザート
http://www.uzdessert.uz/ver4/index.html
現地発の音楽、ファッション、映画、料理、文学、歴史など文化的発信。
◆ロンリープラネット「ウズベキスタン」
http://www.lonelyplanet.com/destinations/central_asia/uzbekistan/
上の「本」で触れたロンリープラネット旅行ガイドのインタ−ネット最新情報版。
◆米CIAワールド・ファクト・ブック「ウズベキスタン」
http://www.odci.gov/cia/publications/factbook/geos/uz.html
定評あるCIA各国情報のウズベキスタン編。
《旅行注意情報》
●外務省海外安全相談センター「ウズベキスタン共和国」
http://www.tabicom.com/contents/anzen/uzb.html
出入国、安全・治安、風俗・習慣、健康についての諸注意。
●JICA任国情報「ウズベキスタン共和国」
http://www.jica.go.jp/ninkoku/ninkoku763/menu.html
国際協力事業団の食生活、交通、通信、娯楽、観光など現地情報。かなり詳しいが情報はやや古い。
●労働福祉事業団・海外勤務健康管理センター「ウズベキスタン共和国」
http://www.johac.rofuku.go.jp/world/AsiaMidsouth/Uzbekistan.shtml
衛生環境情報。B型肝炎はけっこうかかりやすいらしい。
◆米国務省旅行情報「ウズベキスタン」
http://travel.state.gov/uzbekistan.html
米国務省は常に最新の旅行事情・領事関係情報を出している。
《個人旅行記》
●ウズベキスタン・ライフ
http://www03.u-page.so-net.ne.jp/pa2/sachi/
ウズベキスタンに暮らして4年になる人が出している「みどころ」情報、料理教室など。
●ウズベキスタン・ガイド
http://www2.wbs.ne.jp/~okadaya/uzbekistan.guide.htm
下記のウズベキスタン・ワインを輸入している橋本光男さんのレポート。暮らしぶり、ワイン、民族料理などについて詳しい。
●ウズベキスタン旅行手記(99年7月2〜10日)
http://traveljournal.hoops.ne.jp/uzbek/index_uzbek.htm
筆者は不明だが生活・人情がよく分かる。食中毒で入院して胃腸の“洗浄”を受ける場面が迫力万点。
●世界の真ん中にあったウズベキスタン
http://www03.u-page.so-net.ne.jp/pa2/sachi/top.html
桐沢さんという女性が98年に行った旅行記。シャワー事情などが生々しい。
●Yumikoのワールド・レポート
http://www.gsp-net.org/ywr/backnumber/006.html
NGO活動家のウズベキスタン訪問記。「日本人収容者記念館」の写真入り紹介がある。
※この日本人収容者記念館のことは、ガイドブック類に出ていない。我々も是非訪れたいものです。
●しがちゃん旅日記(2000年9月)
http://www.page.sannet.ne.jp/world11/silkroad.htm
カザフスタンからイスタンブールを20日間で駆け抜けた旅の記録
◆マーク・シェルザーの旅行記
http://www.travel-library.com/asia/uzbekistan/trip.seltzer.html
《これら個人旅行記から得た旅のヒントのいくつか》 |
(1)野菜・果物と料理はモンゴルとは比べものにならないくらい豊富なようです。ウズベキスタン料理のイメージは、「ウズベキスタン・ライフ」の“料理教室”の写真入りレシピ、「ウズベキスタン・ガイド」の“民族料理”についての解説を見るとだいたい伝わってきます。
(2)食材の豊富はバザールに行けば一目瞭然。朝6時くらいから賑やかに始まるらしいので、早起きして行くのがいいでしょう。 (3)水は気をつけないと、物凄い食中毒になって、病院に行くと口と尻から大量のお湯を注入されて胃腸を洗浄されるようです。 (4)とにかく暑いので、帽子、サングラス、長袖シャツ、水分補給の水筒かペットボトルは必携です。 (5)地方のホテルではバスタブなしのシャワーが多く、トイレの床が水浸しになるので、気取ったスリッパよりもゴム草履のほうがいいです。またトイレットペーパーは必ずあるとは限らないので、持っていくことが必要です。 (6)天然ガスの大輸出国でエネルギー事情はいいですが、ホテルなどの電気設備がまともかどうかは別問題で、懐中電灯はあったほうがよさそうです。 (7)カメラや懐中電灯の電池は現地で確実に入手できるとは限らないので余分に用意しておきましょう。 |
《ワイン情報》
●オカダヤ(グルジアワイン専門店)
http://www2.wbs.ne.jp/~okadaya/
ウズベキスタンの至上のワインSizjakについての現地情報と輸入販売。このワインは淡泊タイプでうまい!(「最新情報」参照)
《音楽情報》
◆タシケントの劇場・コンサートホール一覧
http://www.cu-online.com/~k_a/uzbekistan/theaters.htm
我々の行くナヴォイ国立オペラ・バレエ劇場は筆頭に出てくるが、独自のサイトを持っていないらしい。
◆イマジナ「中央アジアコレクション」
http://members.aol.com/imagina1/music/Central_Asia.html
上述「ワールドスキップ・コム」のMusicをクリックするとイマジナというロシア・中央アジアのエスニック音楽のインディーレーベルに繋がる。
◆ウズデザート「音楽」
http://www.uzdessert.uz/ver4/music/music.html
上述ウズデザートの音楽欄。ウズベキスタンのポップ系の歌手・バンド一覧、MP3ダウンロードのランキングなどがある。
《上記2サイトによるウズベキスタンのポップ音楽情報》 |
ウズデザートによると、ウズベキスタンで最も有名なエスノポップ系のバンドはYalla。旧ソ連時代の1970年代初めからタシケントで活動している4人組で、モスクワはもちろん世界中で演奏旅行を行っている。
イマジナのサイトには"the Beard of the Camel(ラクダのヒゲ)"という新譜らしいものと"Jinouni"というアルバムが載っているが、Amazon com.のCDショップでは、前者はなく後者と、もう1枚10年前の大ヒット"Hitlist Egypt"というアルバムを売っていた。 イマジナに出てくるYulduzという女性歌手も国際的に知られている。トルコやペルシャのリズムと音階を採り入れた複雑なコードを駆使して民族音楽を歌うフォークシンガーでありクラブのステージのプリマドンナだが、同時に、ミニスカートをはいた活発なイスラム女性で国会議員に選ばれている。 ウズデザート音楽欄のMP3ヒットチャートで1、3、4位と3曲も入っているSetonaは美人3人のグループで相当な人気らしいが、Amazonでは売っていなかった。 Amazonで売れ行きのいいのは、Mokhinaという女性歌手で、タシケントが生んだワールド・ミュージックの新しいスターらしい。ルフトハンザの機内 音楽番組でアルバムがフィーチャーされてファンが増えた。オリエンタルな楽器を使ったエキゾチックなサウンドと西側ミュージックの闊達さが絶妙のコンビネーションを作っている。 |
《私が買ったCD》
というわけで、とりあえずAmazonで次の5枚を注文したので聴きたい方は貸します。最後の1枚はAmazonの“関連お勧めCD”に出てきたからついでに買い物籠に入れたもので、たぶん純民族的な民謡でしょう。 Yalla "Jinouni" , Imagina;
ASIN: B000005EOM1999, $14.22
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