各地主催者からの報告


千葉 コンサート運営スタッフ 小林正心

 悪天候の中、700人位の人たちが会場に足を運んでくださった。「単純に幕が下がる間にカリーナが手を振ってお別れのポーズをとるという手法では物足りない」ということになり、千葉県内のコーラスグループとヴァイオリン、チェロやフルート、ピアノの生伴奏によるフィナーレ『ふるさと』の合唱の中、カリーナが客席を通過して一番後ろのドアを通り抜け、そのままロビーで募金を呼びかけるという案がでた。

 その案を採用したところ予想以上に好評で、実際に手の届く距離を通過し歩いていく子どもたちを見て、大泣きしている女性も数多く見られた。会場の出口で子どもたちが持っているカンパ箱には次々と入れられた。帰るのはもったいないといった風に記念撮影や握手などをねだる人たちで会場内がごった返していた。

 アンケートには「チェルノブイリで傷ついた人たちに私も何らかの支援をしたい」、「今の日本のエネルギー問題についてより関心を持った」、「次のコンサートが楽しみ」、「カリーナのクオリティの高さに感動した」などの意見が寄せられた。より多くの方に関心をもっていただくこと、支援を呼びかけるにはコンサートがその効力を発揮していることを感じた。

♪事務局より:ナターシャ・グジーの1作目CDにも参加している室内合奏団「レガーロ・ディ・ムジカ」の伴奏で歌った『生命の話をしよう』では、一味違う、しっとりとしたカリーナに出会うことができました。



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