奨学生からの手紙


 プーシキン記念ブレスト教育大学教育心理学部2年生です。 小中学校で学んでいた時、私は、今後も学問を続けることを確信していました。生きる勇気と愛の感情を人々の心に根付かせたいといつも考えていました。愛が人間を作り、人間が美や自分の周りの調和を創造するからです。ここから世界は優しさに満ち、希望のある素晴らしいものとなるのです。 私の専門を選択するにあたって大きな役割を果たしたのは、人々と交流する暖かさ、精神的な支え、私を取り巻く人々を助けたいという願いでした。自分の病気について知った後のことです。

 私は、強大で無限の言葉の力を、最も繊細で鋭い言葉という道具を信じています。私たちは言葉に上手く関わるべきだし、そのことを学びたいと考えています。

 2003年の夏を私は保養施設「ナジェージダ(希望)」で過ごし、人々にとって精神的な支え、専門家の助けがいかに重要かを再確認しました。この施設にはチェルノブイリ原発事故の後遺症を負った子供たちが健康になるために来ているのですから。精神科医の治療によって、日常発生するストレスや不快さといった多くの問題を免れることが出来るのです。

 私たちは皆、一つの地球に住み、この地球を守らなければなりません。しかしながら、地球上では毎日、喫煙や癌、心臓発作などから何千という人々が死んでいます。私は全てのこういった人々に、私の愛、明日への自信、私達の地球の治癒エネルギーのせめてかけらだけでも毎日送りたいのです。そうすると、どのような認識で私たちが働いているかが重要になります。

 大学卒業後、私は専門的にチェルノブイリ原発事故被災者を助けることが出来ます。

 私は、この世界がより幸せになるために自分が何か出来ることを願っています。

K.ガリーナ


ベラルーシ・養育院(寄宿学校)からの支援要請について

前号でお伝えしましたクラスノスロボツク寄宿学校についてその後の状況です。 チェルノブイリ子ども基金、ベラルーシ側窓口のザイツェヴァさんが現地に行って来てくれました。

◆ザイツェヴァさんより;「私の評価:現時点では、学校は確かに私たちの支援を必要としている、と言うことができます。学校の指導者、スタッフ、子どもたちが、生活や学習面において子どもたちの創造的な才能を伸ばせる良い状況を整えるため、とてもたくさんのことをしているということは、重要なことです。私たちの支援によりこの学校は、(大体において)希望21と似たものになりえるでしょう。そしてこのプロジェクトは誇ることのできるものとなると思います」

クラスノスロボツク寄宿学校の重要な役割は、参加者たちの治療と健康回復です。 1年間で平均して520人が保養にやって来ます。とても多くの子どもたちが複数の慢性疾患を持っています。彼らの治療と健康回復のために学校では以下のようなものが必要です。

医療品の購入
医療設備
学校用家具の取替え
トレーニング器具・スポーツ用具
学習に必要な技術用具

【この結果を受けて、4月にスタッフを派遣します】


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