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チェルノブイリから19年 広島、長崎から60年 世界の核は今・・・
広河隆一45回目のチェルノブイリ訪問
撮影 広河隆一
青の断層 ――チェルノブイリの子どもたちと真鶴に遊ぶ――
私の生命の断層は 青 瑞々しく切り立った 青 しかし けっして冷たくはない
とき折り私は覗き込む その断層を
波を呼ぶ澄んだ声 岩から岩へ跳ね 飛沫となって光る チェルノブイリの子供たち 恐れを知らず 穢れも知らない 彼らのからだのなかに核禍が息づいている
子供たちの歓声に海が輝く 核の片鱗すら止めない海 この青に透析された細胞は 二度と核を寄せつけない そう信じたい
私の足もとで 浜えんどうの花の紫が 怯え 詰り 責め 問いかける
こうして また私の命の断層に 真鶴の海の色と チェルノブイリの子供たちの目の色が 加えられた
橋爪 文 (14歳のとき広島で被ばく)
奨学生からの手紙
甲状腺の手術を受けた若い母親&子ども支援
ベラルーシ/ウクライナ訪問
2004年甲状腺手術後の子ども・青年のための特別保養
ナターシャ・グジーコンサート ミンスク便り
みなさんからのおたより
募金・救援状況
※上の詩について:93年4月〜5月にかけて、ベラルーシ・ホイニキ地区から11人を保養に呼んだことがあります。橋爪さんはたまたま、受け入れ先の真鶴の方と知り合いで遊びに行かれたのだそうです。不思議なご縁に驚いています。(事務局)