第2期 理事会発足にあたって
昨年来チェルノブイリ子ども基金は、ベラルーシとウクライナの現地救援団体や医療機関を訪問し、現地の状況を詳しく聞いてまいりました。当基金は、今なお続く原発事故により引き起こされた重い病気の子どもたちへの支援継続の必要を痛感しております。
1991年4月に設立されたチェルノブイリ子ども基金は規約を改正し、2003年8月より理事会が基金の方針を決定し、その方針に沿って、事務局が日常の業務を行なっています。
第2期理事会は、2005年4月より、向こう2年間の活動をいたします。
私たちは、事務局員、ボランティアのみなさまと力を合わせて、チェルノブイリの子どもたちへの救援に取り組みます。
全国の支援者のみなさまには、引き続きのご支援を賜りますようお願い申し上げます。
チェルノブイリ子ども基金理事会・理事一同
【第2期理事会】 理事長 鈴村稔 副理事長 小寺隆幸
理事 梶玲子、佐々木真理、中務俊之、宮西いづみ、向井雪子
顧問 広河隆一 監事 黒部信一、鈴木由利子
19周年キャンペーン 東京・スライド公演会計報告(2005.5.31現在)
収入
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支出
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チケット
賛同金
物販
募金
広告
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829,500
243,730
150,117
151,154
90,000 |
会場費
舞台制作費
舞台人件費・出演料
交通費
印刷費
通信・送料
会議費
事務局費
雑費
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189,600
317,992
150,000
10,050
436,640
61,507
21,000
11,089
8,500 |
小計 |
1,464,501 |
小計
一般募金へ
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1,206,378
258,123 |
合計 |
1,464,501 |
合計 |
1,464,501 |
19周年キャンペーンは、いつもと異なった取り組みでしたが、おかげさまで多くの募金をいただきました。ありがとうございました。
募金各地の合計 |
734,225 |
東京・武蔵野
三重・津
東京・かつしか |
258,123
34,072
442,030 |
募金のお願い
■保養募金
子どもたちがサナトリウムに滞在して、健康回復を図るための滞在費や施設の運営費として使われます。一口1,5000円です。
■特別保養募金
甲状腺の手術をした子どもたちが保養するための費用です。一口35,000円です
■救援募金
医薬品やサナトリウムの運営費、修繕費、診療所の運営費などに使われます。いくらからでも受け付けています。
■クラスノスロボダ寄宿学校支援
医薬品や教材などの費用です。いくらからでも受け付けています(9.10ページ参照)。
■里親募集
チェルノブイリ子ども基金では『甲状腺手術後の(困窮家庭の)子どもの里親制度』を開始して今年で7年になります。当時は子どもたちの間に甲状腺ガンをはじめとする甲状腺の病気が多発していました。そのため支援対象を「甲状腺ガンの手術を受けた困窮家庭の子ども」としていました。しかし現在子どもの甲状腺ガンは減少しています(一方で大人の甲状腺ガンが増えてきています)。
今は甲状腺ガンの手術を受けた子どもの他に、白血病、脳腫瘍、また、甲状腺病の子どもも支援対象に加えています。現在ベラルーシ(ゴメリ市、ジロビン市、ミンスク市、ブレスト州)の6人の子どもが里親になってくださる方を待っています。年齢は8歳から20歳、全員がチェルノブイリ障害者で、甲状腺ガン、脳腫瘍などの病気を抱えています。今、支援が最も必要とされている子どもの生活・医療をささえるために、月50$を最低2年間支援してくださる方を募集しています。支援金は現地の救援団体を通じて子どもの家庭に届けられます。親に養育能力がないと判断された場合には、子どもが所属する現地の救援団体が責任をもって管理します。ご不明な点がございましたら子ども基金宛にお問合せ頂けますようお願いいたします。
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