チェルノブイリ事故の被曝死者4千人 IAEAなど報告



8つの国連機関などからなるチェルノブイリ・フォーラムは5日、1986年のチェルノブイリ原発事故で直接被ばくして死亡した人はこれまでのところ56人で、それまでの一部試算を大きく下回ったとの報告を発表した。

また、報告は、事故の影響による死亡者数は推定4000人程度と、やはりそれまでの推定を下回っており、最大の打撃は心理面だったとしている。

この事故は86年の現地時間4月26日午前1時24分に発生。旧ソ連領内(現ウクライナ)のチェルノブイリ原発4号炉が爆発し、欧州や旧ソ連、特にベラルーシ、ロシア、ウクライナに大量の放射性物質が飛来した。

報告は「事故により数万から数十万人が死亡したと言われていたが、それは正確ではなかった」と結論づけた。 

(ロイター 9月6日)

ベラルーシ共和国の情報より

2005年6月19日(日)0時33分
"ARGUMENTY I FAKTY V BELORUSSII " No.22

チェルノブイリに関する事実・数値:
――19年前に起きた最大人為的異常事件であるチェルノブイリ原子力発電所の4号機での事故により、大気へ放出された放射性同位体の量は、広島に原子爆弾を投下した際に放出された放射性同位体の量の300倍である。
――放射性同位体の70%以上がベラルーシの国土上に降下した。
――チェルノブイリ原子力発電所の4号機での事故当時に、42万人の子供を含めて150万人の住民の住んでいた2,800町・村が汚染されてしまった。
――全体として、チェルノブイリ原発事故により、50万人の子供を含めて200万人のベラルーシ人が被害を受けてしまった。
――事故の結果として、面積が206万4千平方キロメートルある農業用地が使用されなくなった。
――事故の結果として、54集団・国営農場と9農産物加工工場が閉鎖されてしまった。
――現在のところ、放射性同位体で汚染された地域には、180万人が住んでおり、340工業企業が運転しており、ベラルーシの木材資源の25%が局地化され、さまざまな種類の132鉱物鉱床がある。

"VARANAK" No.21

2005年度には、ベラルーシでは350万乃至400万平方メートルの住宅を建設することが計画されている。
100万平方メートルの住宅が農村地方で建設されると言われている。


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