今年も各地でチェルノブイリ救援のためのナターシャ・グジーコンサートが開かれました。その中で後半9、10月と続けてチェルノブイリ子ども基金奥羽と会津が再びコンサートを開催してくれました。コンサートを聴いてくれた一戸南小学校の生徒たちの感想は、チェルノブイリの歌声コーナーで紹介します。なお、コンサートを初めての方でも開催できるように資料を用意しております。お気軽にお問い合わせください。また、賛同していただける方はグジー賛同金(2000円/一口)をお寄せください。
★チェルノブイリ原発大爆発から19年目の今年、9月15日〜10月10日まで、写真展と絵画展の開催を「いわてこどもの森」で、29日に、ナターシャ・グジーコンサートを、「一戸南小学校」で行いました。ナターシャさんは、2003年に続いて2度目の来町になり、ファンも多く心待ちにコンサートを迎えました。一戸南小学校は、1998年に日本との文化交流として、ベラルーシを訪問した際に、チェルノブイリ原発事故を知り、それ以来児童会が呼びかけて救援募金を続けている学校です。2000年8月に奥羽支部が保養に招いたロポト・エレーナさんも交流に訪れています。コンサートは、南小学校・一戸町教育委員会のバックアップがあり、広く町民にも呼びかけられ、町長さんも挨拶を申し出られる等とても関心の高さを示していました。 子どもたちは、ナターシャさんの歌と原発事故の話にいたく心をうたれたようでした。岩手のテレビ局4社と新聞報道の取材があり、ニュースでコンサートと原発事故の様子が流され、広く県民にナターシャさんの歌声と共に事故のことが印象づけられたと思います。このことを通して、20周年に向けて、奥羽としての計画を考えていきたいと思っています。
チェルノブイリ子ども基金奥羽 久保征紀
★10月1日に、ナターシャを招いてのコンサートを行いましたが、会津支部としては4年ぶりの救援コンサートの取り組みでした。メンバーも減少し、組織としての体力が落ちていることを自覚した上での取り組みでしたが、得るものは大きかったように思います。宣伝は3カ月前から行いました。会津各地で行われた佐高信講演会や高橋哲哉講演会に参加して、広河さんの写真展を行うとともに、様々なイベントに出かけて、チラシを撒いてきました。コンサート一週間前には、環境フェスティバルに参加し、そこでチェルノブイリ写真展を行いました。また、音響や照明を今回は自分たちで担当することになりました。初めてのことで戸惑いもありましたが、また新たな出会いもありました。当日は120名ほどの入場者があり、会場はギッシリでした。元々は酒蔵であったところに手を加えたホールは、太い梁が見える落ち着いた雰囲気のなかに独特の雰囲気を醸し出し、そこにナターシャの美しい声が響きました。コンサートに来てくれた人からは「良かった」という声が相次いで届けられました。
音楽関係者からは、「会津にひとつの伝説が生まれた」という声まで。一緒に準備した人、手伝ってくれた人、チケット売りに協力してくれた人、関わった人みんなで言いました「またやろうね」と。久しぶりのコンサートを取り組んで、前より少し元気になった会津支部でした。
チェルノブイリ子ども基金あいづ 五十嵐和典
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