K・ヴェロニカ 91年生まれ モギリョフ州ボブルイスク市
05年12月甲状腺ガンの手術。糖尿病(04年の9月より)も患っている。1日に3-4回血糖値を調べなければならないが、検査紙の値段が高いため、節約して検査回数を減らしている(国が無料で支給するのは1日1回分の検査紙代のみ)。インスリンがないと生きていけない。自分の住む町には検査・治療できる病院がないため、ミンスクの病院に通院している。ミンスクの病院では無料でもらえる医薬品類も、それが切れてしまうとボブルイスクでは自分で買わなければならない。その他、腎臓病・両眼網膜脈管病・動脈性高血圧症・左副腎結節過形成・脳下垂体微細腺種と診断されている。06年1月に診断放射性ヨード治療を受けた。Lチロキシンとカルシウム剤服用。甲状腺ガンの手術後は自宅学習をしている。将来は医師になりたいと思っている。
父(64年生まれ)は慢性咽頭炎・甲状腺ほう腫を患っている。母(66年生まれ)も05年12月甲状腺ガンの手術を受けた。娘の検査のついでに診てもらったところ、母親も甲状腺ガンとわかり、同じ病院で手術。「その時病気がみつかっていなかったら、今私は生きていなかったでしょう」と母親。Lチロキシンを服用。他にも腎臓病・慢性腎盂炎・動脈硬化性心筋硬化症・動脈性高血圧・慢性胃・十二指腸炎・副腎過形成と診断されている。「親戚にも友だちにも私たちほど重い病気の家族はいない。でも私たちは他の人たちと比べて不幸だとは思わない」と母親はきっぱりと言った。
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