奨学生の手紙 皆さまがご健康でありますように。ご家族と職場が良好でありますように。(2006年7月) K・ガリーナ(女) ブレスト国立大学心理教育学科 *8月に実施された「甲状腺手術後の若者のための特別保養」に参加しました。 私は、医科大学の3年生で20歳です。私には娘がいます。多くの人は、学生や研修中の身で、自分の住まいもないのに子どもを持つなんて愚かなことだと考えています。でも私にとって娘のカリーナはこの世で最も大切な存在です。私たちは一緒に困難を乗り切っていけると思っています。卒業後は内分泌医をめざしています。たぶんこのことには誰も驚かないと思います。なぜならもうすでに何年も自分の病気とつき合ってきたため、他の同級生よりはるかに私はこの分野を知っているからです。私の治療にあたっている医師も応援してくれています。私はミンスクの寮で暮らしています。娘は今私の母が面倒をみてくれています。交通費もかかるので、月に2回しか会いに行けません。でも将来は一緒に住みたいと思っています。 親類や日本の皆さんのご支援に心から感謝しています。 Y・ユリヤ(女) ベラルーシ国立医科大学 僕は医科大学の4年生です。特に外科医療に興味があります。以前と同じように、僕は生化学の勉強を続けています。この2年間、生化学の講座では人体におけるアルコールの負の作用について研究しています。僕の最初の論文となる「断続的なアルコール中毒の新陳代謝への影響」を準備中です。インターネットで最新の生化学の論文を読むには英語が不可欠ですので、英語のコースにも通っています。多くの時間をインターネットセンターで過ごしていますので、自分のコンピュータを持つのが夢です。 皆さまの僕へのご支援にとても感謝しています。 S・ロマン(男) グロドノ国立医科大学 皆さまのご活動に対する心からの感謝の気持ちを表したいと思います。学校で行なわれた教育実習の後、再び大学に戻りました。今年は卒業証書をもらうためにたくさんの試験にパスしなければなりません。私は無料教育を受けていますので、大学卒業後は2年間学校で働くことが義務付けられています。フランス語と英語を教える予定です。外国語の学習に関わることなので大変満足しています。将来もよい仕事が見つけられたらうれしいです。皆さまのお心遣いとご支援に深く心から感謝いたします。ご健康とご健勝をお祈りします。 K・エレーナ(女) ミンスク国立外国語大学教育学部 5年間の学生生活はあっという間に過ぎました。未熟な学生だった私は、若い専門家になりました。私は教育者という自分の職業がとても好きです。子どものころから教師になりたいと思っていました。在学中、教師は自分の天職だと確信しました。なぜなら子どもたちの中で働くことが本当に楽しく感じられたからです。8月にはもう学校でドイツ語を教えることになります。実習で得た知識・大学で得た教育学の理論・新しい教授法や他の先生方の経験を活用しながら、子どもたちの素質を伸ばし、知識への興味を育てたいと心から思っています。私の授業を生徒たちがよく理解し興味をもってくれることを願っています。 これまで私を支えてくださった皆さまに、あらためてお礼を申し上げます。 G・オリガ(女) ベラルーシ国立教育大学 *エレーナとオリガは今年6月に大学を卒業しました。
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