里親の方との交流のページとして、今月号より「里親のページ」を設けることにしました。本来里親の方だけに「通信」を出すべきかと思いますが、諸事情により、「基金ニュース」の中に並載させていただきます。また、新しい里子情報なども順次掲載予定ですので直接里親でない方も「現地情報」としてお読みいただけましたら幸いです。
里親制度 1998年発足時の趣旨
『甲状腺手術後の(貧窮家庭の)子どもの里親制度』を開始しました。この制度は、【母(父)子家庭の子ども、両親のいない子ども、兄弟が多くて食べる物にも困っている家庭の子など、特に困窮家庭の子どもを対象】としています。甲状腺の手術を受け、今、支援がもっとも必要とされている子どもの生活・医療を支えるために、月50$を最低2年間、支援してくださる方を募集します。ご協力の申し出をいただいた方とは、ひとりの里子の確約書を交わします。支援金は、現地の救援団体を通じて子どもの家庭に届けられます。親に養育能力がない場合には、子どもが所属する現地の救援団体が責任を持って管理します。
現在の制度 変更点
@「甲状腺手術後の子ども」→「チェルノブイリ事故の被害者で重い病気を持っている子ども」
子どもの甲状腺ガンは年々減少しています(一方で大人の甲状腺ガンが増えてきています)。そのため現在は甲状腺ガンの手術をした子どもの他に、白血病・脳腫瘍、またガン以外の甲状腺病であり、家庭の経済状況が厳しい子どもも支援対象に加えています。
A支援金の支払い方法として、先に里親の方から「子ども基金」に振り込んでいただき、現地団体に送金していましたが、レートの変更による差額を考慮して、今は「子ども基金」が先に現地に送金し、その時のレートで請求させていただいております。
希望21で保養中の子どもたち
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支援の状況(2006年11月現在);
○今までに支援を受けた子どもの延べ人数:219人
○支援を受けている子どもの人数:102人
ウクライナ・キエフの団体 現在支援 14人
ベラルーシ・ミンスクの団体 現在支援 30人
ベラルーシ・ゴメリの団体 現在支援 58人
○里親の人数:88人。複数の子どもを支援している里親(個人やグループ)もいます。
里親会議
この制度が発足した1年後に1度里親会議を行っています。その後、会議を開かないまま今に至っています。
アンケート
年が改まってからになりますがアンケートを実施したいと思っています。内容は、もし会議を開くとしたら参加できるか? 場所・時期は?などを箇条書きにしたものをお送りいたします。どうぞご協力をよろしくお願いします。
※里親会議開催に関してのご要望や、取り上げてほしい議題などございましたらご連絡いただければ幸いです。地域別に何カ所かで開くことも検討しております。
里親募集のお知らせ
来年2007年1月より、1カ月約50ドル(およそ6000円)を最低2年間支援して下さる里親を募集しています。現在、ベラルーシの6人の子ども、7歳・12歳・10歳の男の子と17歳・11歳・10歳の女の子が支援を待っています。詳しくは子ども基金事務局までお問い合わせください。
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