「希望21」での特別保養/日本人ボランティアと交流


 ベラルーシのミンスク郊外にあるサナトリウム「希望21」で7月1日から30日間、140人の子どもを招待しました。彼らは、10歳から15歳までの(補欠繰上げで16歳の子も何人か参加)甲状腺の手術をしたことのある子どもたちです。

 ウクライナは「チェルノブイリの核の傷跡」から、ベラルーシは「困難の中の子どもたち」から、それぞれ70人の子どもと、甲状腺専門医を含む7人のつきそいが参加しました。さらにミンスクの放射線医療センターから2人の専門家医も参加し、内1人は子どもの心理面でのリハビリを担当しました。

 参加者計156人の保養滞在費、交通費、果物などの特別費用、遠足代などを子ども基金が全額支援しました。前号でお知らせしたように、この特別保養期間中に日本からボランティアを派遣して文化交流会を行いました。

「東京ウィーク」7月7〜12日
ボランティア:13人 ※東京国際交流財団より、都民参加者の渡航費・現地滞在費などの半額が助成されました。

「日本フェスティバル」7月21〜26日
ボランティア:15人 ※国際交流基金より、参加者の渡航費・滞在費、物資輸送費などが助成されました。

交流会のための資材を寄贈していただいた団体
プロムテック(ロシア語の日本紹介冊子)/全日本剣道連盟(剣道着と防具)/全日本道場連盟(竹刀)/三重・チェルノブイリ被曝児童救援募金(和服、茶道具など)
※他にもゆかたなど多くの方から寄贈していただきました。


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