春の救援キャンペーン ナターシャ・グジーコンサート

主催者からの報告(前号の続き)

埼玉「新座市民会館」3/18 名古屋「YWCA多目的ビックスペース」5/29

宝塚「コミュニティラボ・めふ」5/22
公演参加者の感想


名古屋「YWCA多目的ビックスペース」5/29

チェルノブイリ・コンサート実行委員会 川村伸一さん

 実行委員の4人全員が素人で、五里霧中の4か月でした。「背伸びをせず、できる範囲内でやろう」とスタートしたものの、チケットの売り方を始めとしてわからないことばかりで、おまけに頼みの広河さんがイスラエルの選挙の結果次第では出演できないと言われ、プログラムもなかなか決まらないという状態でした。しかし、幸いなことに全国公演の最終ということで時間的な余裕があり、いくつかのコンサートを拝見でき、主催者の方からアドバイスをいただくことができました。また、見ず知らずの方から「チラシをまいてあげましょう」とか「当日のスタッフとしてお手伝いしたい」という申し出をいただいて、世の中捨てたもんじゃないなと意を強くしました。

 当日は、予想を上回る入場者(といっても100人足らずです)がありました。ナターシャは、長い全国公演の疲れからか体調は良くなかったようですが、大阪から来てくださった坂野幸子さんのピアノで6曲、自らのバンドゥーラで3曲、歌いきってくれました。広河さんの講演とあわせ、いかに人々に訴えかけることができたかは、約半数の人が書いてくださったアンケ−トに如実にあらわれています。

・ナターシャの歌は心にしみいりました。子どもたちの現状をなんとかしたい彼女の心が美しい声になっているのだと思いました。(50代、男性)
・ナターシャが日本語であいさつしたことにびっくりしました。あんなにも一生懸命に訴える姿にうたれました。(20代、女性)
・スライドでチェルノブイリの悲惨さを思い知らされました。核は世界中で使ってはならないです。(70代、女性)

 募金も、全員が再び入場料を支払ったくらいの額に達しました。

 当日まで、どうなることかと不安でしたが、みんなで力を合わせればなんとかなるものだとわかりました。今は、安堵感、成就感、疲労感などがごちゃまぜになった心境です。


公演参加者の感想

◆今回のことでチェルノブイリの詳しいことがよく分かり、いろいろとやっていこうと思います。村がなくなる、こんな淋しいことはないです。がんばれ。(鯖江公演 22歳、女性)

◆もっと、ナターシャさんの歌を聞きたかった。次回はチェルボナ・カリーナも一緒に来て欲しい。(鯖江公演 37歳、女性)

◆ナターシャさんの美しい歌声に感動しました。美しいだけではなく、被曝者だと思うと痛々しい気がしました。無関心であることの恐ろしさを感じました。放射能は目に見えません。目に見えない敵と戦うのは、とても大変だと思います。また、偏見、無知、無関心も問題です。そんな中、美しい歌声と演奏を披露してくれて本当にありがとう。これからも頑張って下さい。(鯖江公演 33歳、女性)

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